卒入園式や卒入学式のシーズンですね。「せっかくだから着物を着たい」という方も多いのではないでしょうか。お子様の成長に感動したり、一緒に写真を撮ったりなどご家族にとって一生の思い出の日となる事でしょう。
ですが、写真を後で見返して「えっ!!」と思う事はありませんか?朝早くから美容院を予約し、ヘアセットに着付けと準備に時間をかけたのに、写真映りが・・・。
洋服と同じように立つと、残念な写真映りとなってしまいます。
そこで、着物で写真を撮る際に気を付けたいポイントを3点ご紹介します。
ついついやってしまいがちなのが「気をつけ」のポーズです。着物の場合はつま先が開いていると、だらしがなく見えてしまいます。
つま先をそろえて立つか、写真のように少しだけ足をずらして立つと、スラッと美しく見えます。
お子様と顔の位置を近づけるためにやりがちなのが、屈むポーズ。屈んでしまうとせっかくの帯まわりが見えなくなってしまったり、衿元から隙間が見えるなど着物姿の美しさが半減してしまうことになります。
お子様の肩に手を置くなどして、なるべく屈まないポーズで写真を撮りましょう。
(写真は椅子を子どもに見立ててかがんだ様子です)
着物の袖は袂(たもと)といって、大きく袋状になっています。そのため手を下ろしたときに、脇で挟んだ状態になってしまうことがあります。
撮影するときは、袂を挟んでしまっていないか確認しましょう。写真右のように前で手を重ねると、袂が目立たず美しく見えます。
卒入園式、卒入学式は、お子様にとっても親御様にとっても大切な節目の日。
美しい思い出を残すために、参考にしてみてくださいね。
■着物
キモノイキモノ展・夢無地