和服販売などを手掛ける佐賀市の鈴花商事(森啓輔社長)などでつくる鈴花グループが、
10月29日を『和服の日』に制定し、日本記念日協会から 認定を受けた。
「いい(1)わ(0)ふ(2)く(9)=いい和服」の語呂で、「日本の伝統文化を思い出す
きっかけや和服を着る機会をつくりたい」(森社長)との思いを込めた。
初日となった同日、従業員約80人が和服に身を包み、佐賀市内を散策した。
和服の日の制定は、鈴花商事の前身の森呉服店が1900(明治33)年に
神埼郡(現在の神埼市)で創業してから120年になるのを記念して鈴花グループで
取り組んだ。3万人を超える顧客や取引先、著名人らが賛同し、
今年1月に日本記念日協会から認定を受けた。
鈴花商事の従業員たちは「二十歳のお祝いで仕立てた」「義祖父が大切にしていた」
など、それぞれ和服にまつわる思い出話に花を咲かせながら県庁内のレストランで
昼食を取ったり、佐嘉神社で参拝したりした。この日は、同グループでは約800人の
従業員が和服を着て1日を過ごしたという。
義母の大島紬を着立て直した和服課の池田梨映さん(35)は「社員でも普段和服を着る
機会は少なく、気持ちが一つになったような気分」と目を細めた。
森社長は「この日がスタート。和服を着る文化を育てていきたい」と気持ちを
新たにした。
…と11月5日の佐賀新聞の朝刊に掲載されてます!
佐賀新聞LIVE掲載記事はこちら→https://www.saga-s.co.jp/articles/-/596055