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2023/12/26 着物の豆知識

【着物着用前に】半衿の付け方

 

半衿ってご存じですか?

 

長襦袢の衿についている衿カバーのような物です。衿元が汚れやすいことから、衿汚れ防止として半衿はなくてはならない物ですが、最近はいろいろな柄の半衿があるのでおしゃれアイテムとしても活用されています!!着物に合わせて半衿をコーディネートすると着物の楽しみ方も一段と広がりますよ💖

 

さて、この半衿ですが自分で付けることができたら良いですよね。

今回は半衿の付け方をビギナーさんにも分かるように解説していきます。
慣れれば30分程度でできるようになりますので、ぜひマスターしてくださいね。

 

※「半衿付け」は当店でも承っております!

 

 

道具を準備しましょう

 

・長襦袢
・半衿
・針(縫い針・まち針)
・糸(できれば絹糸)
・糸切りばさみ
・アイロン
・かけはり・くけ台・指抜き(あると便利)

 

半衿をつけましょう

半衿がシワだらけだと見た目が良くない上に、キレイに縫う事ができません。
特に買ったばかりの半衿はシワが深い事が多いので、丁寧にアイロンをかけてあげることがキレイに仕上げるコツです!!

半衿を折り込むのは、長襦袢の地衿に紐が付いている場合など、半衿の長さを調整するためです。

しつけ縫いのように簡単で大丈夫です。

この時、端を1cm程度、中心部分を少し広め(1.5~2cm程度)に折ると仕上がった時に首回りがきれいになります!!

 

★ポイント

半衿に柄がある場合は、表に柄がたくさん出るように向きを決めましょう!!

この中心を長襦袢の背中心と合わせるのでアイロンで少しだけ型をつけるか、マチ針で印をつけておくと分かりやすいです。

 

★ポイント

マチ針を打つ時は、少し引っ張ってぴったりと合わせるようにすると、着た時にたるみがなくすっきりと仕上がります。

★縫い方のポイント
・着付けの際に引っ張るので縫い始めと縫い終わりはしっかりと!!
・長襦袢の衿の部分と半衿の折り返した部分を縫い合わせましょう。
(半衿の表に糸が出ないように注意!!)

 

半衿の方が短い場合は届くところで縫い合わせます。ただし、衿芯を入れる部分を確保するために、できるだけ外側を縫いましょう。

 

★注意
背中心部分だけは、きものを着た時に見えるのできちんと長襦袢の地衿が隠れるようにしてください。

裏側は表よりも簡単にざくざく縫っても大丈夫ですが、こちらも

 

●背中心部分だけは見える部分なので、

丁寧に!!

●縫い始めと縫い終わりはしっかりと!!

 

この2点だけ気をつけてください。

 

衿芯の入れ方

 

★ポイント

基本的には、長襦袢の内側の体に当たる側に衿芯を差し込みます。外側に入れても間違いではありませんが着用したときに衿芯の形が表に響く場合があるのでご注意ください。

 

着物着用時に慌てないよう、あらかじめ半衿はつけておきましょう!

 

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