(袋帯の「二重太鼓」の着付け方のつづき)
⑨「たれ」と体の間に帯枕を入れます。折り山の上に帯枕が
乗るように置いて、帯揚げと帯枕の紐を前に回します。
⑩帯揚げを体の前で仮結びし、帯枕の紐を持ちます。
帯枕の平な面が背中にぴったりそうように紐をしっかり
前に引っ張ります。
⑪帯枕の紐をしっかり結びます。帯と間に帯枕の紐の
結び目を入れ込み、仮紐を外します。
⑫帯の見切り線に腰ひもを添わせ、たれ下がっている側と
合わせて持ちます。帯山から仮紐までがお太鼓の大きさに
なるため、ここでサイズを調整します。
⑬仮紐を軸にして内側に折り上げます。そのまま仮紐を前に
回して、固定されるようしっかり結びます。
⑭前で留めていた手先を外し、後ろへ回します。
⑮輪を下にして、お太鼓の左側から右へ「手」を通します。
外側から外側から数えて2枚目と三枚目の間に通しましょう。
手先は左右2㎝ほど出します。
⑯お太鼓に通した手先の上から押さえるように帯締めを通して
前に持ってきます。
⑰帯締めをしっかり結んだら仮紐を外してしわを伸ばし帯の
形を整えます。
⑱帯揚げを結んで、整え帯と体の間に入れたら完成です。
「二重太鼓」結びのチェックポイント
◆帯の高さ
高すぎたり低すぎたりせず身長とバランスが取れていますか?
◆帯の巻き方
ゆるみなどありませんか?
◆帯揚げ・帯締め
衿の合わせ、帯揚げ・帯締めの結び目3点が課rだの中心線上に
そろっていますか?
◆お太鼓
大きさは身長とのバランスが取れていますか?
帯山が背中から離れていませんか?
◆たれの長さ
長すぎたり短すぎたりしていませんか?